長期傷害保険

長期傷害保険のほとんどが終身タイプとなりますが、終身タイプの長期傷害保険の税務取扱は以下の通りとなります。

長期傷害保険(終身タイプ)の税務取扱

保険期間が「終身」である為、計算上の保険期間満了時の年齢を「105歳」とします。

期間 保険料経理処理
前半7割の期間
〔(105歳-契約年齢)×70%〕
4分の1損金
後半3割の期間
〔残りの期間〕
全額損金
+
前半7割の期間に積み立てた資産計上額を
期間の経過に応じ取り崩して損金の額に算入する

※保険料払込期間が60歳などの有期払込の場合は、所定の計算により当期分保険料を算出し、上記表の処理を行います。

長期傷害保険の経理処理例

  • 契約者・・・法人
  • 被保険者・・・役員
  • 死亡保険金受取人・・・法人
  • 契約年齢・・・45歳、30名
  • 保険期間・・・終身
  • 保険料払込期間・・・終身
保険料支払時の経理処理

・保険料200,000円を支払った。

保険期間の前半7割の期間〔(105歳-契約年齢)×70%〕

借 方 貸 方

支払保険料

50,000円


前払保険料

150,000円


現金・預金

200,000円


ポイント

保険期間の前半7割の期間は、4分の1損金となります。


保険期間の後半3割の期間

借 方 貸 方

支払保険料

500,000円


現金・預金

200,000円


前払保険料

300,000円


ポイント

後半3割の期間は全額損金となります。また、前半7割の期間に資産計上した前払保険料も、後半3割の期間でその期間の経過に応じて取り崩し、損金の額に算入します。


保険事故発生時の経理処理

・役員が死亡し、死亡保険金3,000万円を受け取った。

借 方 貸 方

現金・預金

30,000,000円


雑収入

25,000,000円


前払保険料

5,000,000円


ポイント

前払保険料を取崩し、死亡保険金との差額を雑収入とします。


解約時の経理処理

・保険を解約し、解約返れい金1,000万円を受け取った。

借 方 貸 方

現金・預金

10,000,000円


雑収入

5,000,000円


前払保険料

5,000,000円


ポイント

前払保険料の残額を取崩し、解約返れい金との差額を雑収入とします。


※上記の経理処理は一例です。保険料払込期間などによって経理処理は異なります。
※上記の保険料、保険金額等は、説明のために簡単な数字を使用しています。

根拠となる法令等

  • 平成18年4月28日付
    「長期傷害保険(終身タイプ)に関する税務上の取扱いについて」
    (平成18年3月31日付企第458号照会に対する回答)
提携会計事務所紹介

私たちスリー・エルは、全国の有力な会計事務所と提携し、保険から税務までトータルでサポートしいています。是非、最寄の提携会計事務所までご相談ください!!

※当ホームページに記載している税制は、平成27年5月現在のものです。
※税務・会計処理の際には、必ず所轄の税務署や弊社提携会計事務所等の専門家へご相談ください。

1つ前のページへ戻るpagetop